はじめに
最近ある動画をみて思いました。
”ゲーム作りてぇ…”と
ある動画とは桜井 政博さんがやっていた”桜井 政博のゲーム作るには”という動画たち。
ゲームを作るときの技術的なことやら心構えまで小粋なトークで楽しく拝見させて頂きました。

youtubeで300本の動画が上がっている。めちゃくちゃ面白い。
そこでゲームを作りたくなったわけですが、技術力も知識もなにもないし、作れるようになるまで何年かかるのだろう……
そこで考えました。AIを使えば個人で、独学で、技術なしでもいけるのではないかと。
先行でやっていおる方は多くいると思いますが。完全に初学者という人はそう多くないと思うのでこの記事を書いています。
やり始めたらそこそこ進められているので、備忘録兼同じように考えた人への手助けとなるよう進め方や考えを残していこうかと思います。
※ゲーム内でAIを使うゲームを作る話ではなく、ゲームを作るためのAI活用についてになります。
現状のスキル
私が現在もっているゲーム開発に必要そうなスキルを書き出してみました。(実際はもっと多岐にわたると思います)
- 開発環境:Unity 本を1冊読んで簡単な操作が分かるくらい、C#は触りだけ
- ゲームシステム:自分でシステムを考えたことは一切ない
- グラフィック・デザイン:Clip Studioが多少使えるくらい
- 音楽/bgm:Cubaseの基本操作がわかるくらいで、曲を通しで作ったことはない
こんなほぼないと言っていいスキルで個人ゲーム開発するなんて言ってるのか…という声が聞こえてきそうです。
また、投稿者は日常でもこういった技術とは無縁な非エンジニアとなっています。

教本を読んだものの、自分でこれやれって言われたら無理だなと思いながら手を動かしてみただけ
生成AIを活用したゲーム開発
こんな状態なので生成AIを活用してゲーム開発をしていこうというわけです。
生成AIといえば……

みんな大好きChatgptくん
画像のようにふんわりとしたことを伝えても何かしらのものは返してくれます。
スキルが無い人間のことも文句を言わず助けてくれます。
理想は"自分で知識を身に付けてゲーム内容を次々に実装していく"なのですが
今から勉強を始めると実際にゲームが完成するのは何年後になるか分かったものではありません。
開発における技術的な手助けおよび時短を目的としたツールとして期待できるかと思います。
ChatGPTが出力したコードで勉強していってちょっとずつ理解できるようになっていっても問題ないのでは?と考えています。
また、個人ゲーム開発ではハルシ―ネーションも大きな問題にはならないはずです。
嘘のコードを自信満々に出されたとしても
- ゲームとして動かないので必ず修正する必要がある
- 修正に時間はかかるが人に迷惑はかからない
- 他人から理解できないコードだと言われる心配もない
嘘をつかれても自分がちょっと気を揉むだけですね。
自分で1からコードを考えるよりは修正していった方が早いはず。
プログラミング
特にコードを出力するということに関しては得意分野のはずです。
自分自身のコーディングスキルが無くてもどうにかなりそう
基本的に生成AIにやってもらいます。
・ChatGPT
① 銃弾オブジェクトの作成
・スプライトやモデルを用意して「Bullet」オブジェクトを作成
・BoxCollider2D
か CircleCollider2D
を追加
・Rigidbody2D
を追加し Gravity Scale = 0
に設定
② 動作スクリプト(Bullet.cs)を作成
using UnityEngine;
public class Bullet : MonoBehaviour
{
public float speed = 20f;
public float lifeTime = 2f;
void Start()
{
Destroy(gameObject, lifeTime);
}
void Update()
{
transform.Translate(Vector3.right * speed * Time.deltaTime);
}
void OnCollisionEnter2D(Collision2D collision)
{
Destroy(gameObject);
}
}
③ Prefab化
Hierarchy上の「Bullet」オブジェクトを Project にドラッグして Prefab にします。
④ 発射スクリプト(PlayerShoot.cs)を作成
using UnityEngine;
public class PlayerShoot : MonoBehaviour
{
public GameObject bulletPrefab;
public Transform firePoint;
public float fireRate = 0.5f;
private float nextFireTime = 0f;
void Update()
{
if (Input.GetButton("Fire1") && Time.time >= nextFireTime)
{
Instantiate(bulletPrefab, firePoint.position, firePoint.rotation);
nextFireTime = Time.time + 1f / fireRate;
}
}
}
⑤ 設定方法
・プレイヤーに PlayerShoot
スクリプトを追加
・bulletPrefab
に銃弾Prefabを割り当て
・firePoint
に銃口位置のTransformを設定
🔫 これで、マウス左クリックなどで銃弾が発射されるようになります!
弾速や当たり判定、SEなども後から調整可能です。
スクリプトとUnity内の操作を教えてくれます。
その中で分からないことがあれば次のチャットで質問すれば答えてくれるので知識なしでもまぁまぁ進められる印象。
グラフィック・デザイン
正直グラフィックに強い興味がなく自分でやりたいと思っていません。ゲーム内容との親和性があればなんでもいいとすら考えています。
当然、AIを活用します。
・ChatGPT
ゲーム素材やイラスト制作にも非常に便利です。以下に、基本操作と応用のヒントをまとめました。
✅ 前提条件
- ChatGPT Plus(有料プラン)が必要
- GPT-4 または GPT-4o モデルを選択
- ブラウザ(PC・スマホ両方可)でアクセス
✅ 使い方のステップ
- GPT-4 / GPT-4o を選択
画面上部で GPT-4 または GPT-4o を選んでください。 - 画像を自然言語で依頼
例:2Dシューティングゲーム用の、未来的な宇宙空間の背景画像を作って
ファンタジー風の空飛ぶ敵キャラを正面から描いた画像を生成して
ドット絵で、横スクロールゲームのアイテムアイコンを5種作成して
- 画像を保存
生成画像にカーソルを当て、「…」や右クリックから保存が可能です。
✅ ゲーム制作用のキーワード例
pixel art
:ドット絵スタイルenemy character, boss design
:敵・ボスっぽい雰囲気side-scrolling background
:横スクロール背景front view
:正面からの立ち絵game UI icon set
:UIボタンやアイコン系素材
✅ 注意点
- 出力画像のサイズは基本「1024×1024」
- 背景透過PNGには非対応(透過処理は別ツールで)
- シリーズ素材の統一感はやや難しい(Scenario.aiなどが向く)
🎨 DALL·E は日本語でも使えますが、精度や細かい表現は英語プロンプトの方がやや優秀です。
ご希望に応じて、プロンプトの翻訳や改善案もお手伝いできます!
自分でちょっと苦手みたいなことを言っていますね。
・Scenario
ゲームに特化した画像生成サービス。出来上がるものは良さげに見える
ただし課金が必須でやや高め(月額45$~)。使うか悩んでいるところ。
音楽/bgm
ゲームを盛り上げるためには必須の要素です。
自分で1からやりたいところですが、音楽に関して初学者を抜け出してギリギリ初心者といったところです。
自信がないので、AIに助けてもらいます。
・ChatGPT
「穏やかな曲に合うコード進行とリズム」は、ゲームのオープニング、日常系アニメ、環境音楽、ピアノソロなどにも広く応用できます。
ここではコード進行3パターン+リズムパターン3種をセットでわかりやすく紹介します!
🎼 穏やかな曲に合うコード進行【3パターン】
✅ ① カノン風(王道進行)【キー:Cメジャー】
C → G → Am → Em → F → C → F → G
🎵 安心感、温かさ、癒し
✅ ② シンプルで優しい進行【キー:Cメジャー】
C → F → G → C
🎵 落ち着いた癒しを与える進行
✅ ③ 少し切なさを含むマイナー進行【キー:Aマイナー】
Am → F → C → G
🎵 哀愁がありながらも柔らかい
🥁 穏やかな曲に合うリズムパターン【3種類】
✅ ① ピアノ・アルペジオ(基本型)
1小節を4つに分け、コード分散和音を演奏。
例:C → C-G-E-G …ゆったりと8分音符or16分音符
✅ ② ストリングスのパッド風(持続音)
コードを全音符で鳴らすだけ。ふわっと背景を支える。
✅ ③ ソフトドラム・ボサノバ風(軽リズム)
キック:1拍目と3拍目/スネア:裏拍に弱く/
シェイカー細かく—主張しすぎず穏やかなグルーヴ感。
🎶 まとめ:穏やかな曲にぴったりのセット例
- キー:Cメジャー or Aマイナー(白鍵だけで作れる)
- コード進行:C→F→G→C / C→G→Am→F / Am→F→C→G
- メイン楽器:ピアノ、パッド、ストリングス、フルート
- リズム:アルペジオ、持続パッド、軽ドラム or ノーリズム
- テンポ:BPM 60〜90(ゆっくりめ)
音楽用語が分かればなんとなくは教えてくれます。
ただし、いいものが出てくるとは限らないというかほぼ出てこないと思います。
・SunoAI
楽曲作成専用の生成AI
様々なジャンルでボーカル付きでも出力できる。
ここで使うプロンプトもChatGPTに聞けばなんとかなる模様
ゲームの雰囲気・ステージ内容・テンポ感・ジャンルに基づいて工夫するのがポイントです。
🎧 以下に用途別のプロンプト例をご紹介します:
✅ 1. タイトル画面・メニュー画面用(やさしく穏やか)
"peaceful 2D retro shooter menu theme, soft synths and slow tempo, nostalgic and relaxing atmosphere"
✅ 2. 通常ステージ(ピコピコ系・スピード感)
"2D pixel-art style side-scrolling shooter BGM, fast tempo, chiptune instruments, energetic and catchy"
✅ 3. 宇宙ステージ(浮遊感・近未来)
"space-themed electronic BGM for 2D shooter, ambient pads and synth arpeggios, medium tempo, sci-fi feel"
✅ 4. ボス戦(緊張感・迫力)
"intense boss battle theme for retro 2D shooter, fast tempo, distorted synths and aggressive drums"
✅ 5. ゲームオーバー画面(切なさ・静けさ)
"sad game over theme, slow tempo, ambient synths and piano, melancholic and soft"
💡 SUNO AI の出力は音声だけなので、DAW(Cubaseなど)で調整したり、ループ化する場合は編集が必要になる場合もあります。
🎮 さらに「縦スクロール向け」「サイバーパンク風」「和風シューティング」など、
ご希望の雰囲気があれば、それに特化したプロンプトも作成可能です!
商用利用には有料プラン加入が必要とのこと
AI活用の方向性
とりあえず分からないこと・自信がないことは全部AIに助けてもらうという方針です。
ゲームの面白さの核となる部分とAIでどうにかできる部分を上手く切り分けて進めたいところです。
2Dシューティングゲームを作ってみる
早速2Dシューティンゲームを作っていきます。
シューティングゲームといってもいわゆる広告ゲーで出てくるこんな感じのものを作っていこうと思っています。

現在作り始めてから結構経っており、最初の方のデータが無くなっていたりどこをどう進めていたか分からなくなっていますがまとめていこうと思います。
前準備 ―仕様案―
参考にするゲームは決めたものの、実際にどういう面白さ・楽しさ(ゲーム性)があるのかということを考えないといけません。
実装するもの
- 自機は上下に動く。
- 弾を発射して敵もしくはアイテムを破壊する。
- アイテムを破壊すると自機が強化される。
- 上手く自機を強化できないとボスを倒すことができずにやられる。
- 敵は数種類いてアイテムを取得する邪魔になる
これだけだと全く足りないのは分かっているのですが、経験がないためどこまで決めたらいいのかすら分かりません。
ここから足したり引いたりで作っていこうと思います。
前準備 ―グラフィック―
とりあえず今回は前準備の段階としてシューティングゲームに使えそうなデータを拾ってきたところの紹介です。
✅ 1. 無料素材サイトからダウンロード
商用・非商用OKなサイトも多く、手軽に使えます。
代表的なサイト(日本語対応あり)
- ぴぽや倉庫:2Dキャラ・エフェクト・UIなど豊富。利用規約も明確。
- DOTOWN:シンプルなドット絵。8bit風ゲームに最適。
- ゲーム素材工房:敵・弾・背景・UIボタンなど、シューティング特化素材あり。
- OpenGameArt:海外サイト。多彩なジャンル・ライセンス設定付き。
- Kenney.nl:ハイクオリティなパックが無料。Unityユーザーにも人気。
📝 商用利用・改変可否・クレジット表記義務など、利用規約を必ず確認してください。
✅ 2. 有料マーケットプレイスで購入
即戦力になるプロ品質素材が多く、時短にもなります。
- Unity Asset Store:Unity向けだがPNG素材も多い
- BOOTH:同人系・日本語対応・安価な素材多数
- itch.io:海外インディー作家の素材が多い
- DLsite:音素材以外にも2Dパックあり
✅ 3. 生成AI・ツールで自作する
オリジナリティ重視ならこちら。
・ドット絵ツール:Aseprite / Pixelorama / Piskel
・AI画像生成:Leonardo AI / PixAI / Stable Diffusion
・2Dエフェクト生成:Effekseer(爆発・ビームなど)
✅ 4. 他者に依頼する(外注)
理想のスタイルがあるなら、Skeb / ココナラ / Fiverrなどで依頼可能。
✅ 5. 既存ゲームの素材を使う(ライセンス確認必須)
RPGツクールやシューティングツクール等に付属の素材を使う場合、規約に従って利用。
🎯 シューティングに特化したおすすめ素材カテゴリ:
・自機(差分あり:強化/破損)
・敵キャラ(パターン違いで複数)
・弾(小弾・大弾・ビーム・貫通など)
・エフェクト(爆発・ヒット・チャージ)
・UI(スコア・残機・ゲージ)
・背景(ループ対応スクロール背景)
ご希望があれば、さらに以下のような案内も可能です:
・「このスタイルに合ったサイトを教えて」
・「ドット絵風で縦スクロールに合う素材」
・「自作したいからAsepriteの使い方を教えて」
🎮 お気軽にご相談ください!
様々な方法がありますね。
これも自分で調べていたら特定のサイトしか見つからなかったりしますが、ある程度まとめて出してくれるので時短に繋がります。
ChatGPTは有料のところに挙げていますが、今回はUnityAssetStoreから無料でお借りしました。

アセットによって規約などがありますが今回お借りしたものは出典を明示すれば大丈夫なようです
自作でちゃんとしたゲームを作るときは生成AIを活用する。もしくは得意な人に依頼して作ってもらうなどがいいでしょうか。
おわりに
次回から仕様どおりの操作ができるように生成AIを活用しながら進めていきます。
初回は自機の移動、銃弾の発射など基本的な操作を受け付けるところから作っていこうと考えています。
おまけ
ChatGPTでのチャットをブログに載せるための方法もChatGPTに教えてもらっています。
最初はスクショをそのまま貼り付けようとしていました。

ありえないくらいガビガビ
というわけで方針転換

チャット全文を張り付けてHTMLに変換してくださいと依頼
日本語がガバガバだが文脈から理解してくれる。ありがたいです。
こんな感じで進めていきますので興味がある方は次回以降も見ていってください。